調査結果

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ブルーベリーカウンシル発
ブルーベリー研究 最新結果

ブルーベリーは、昔から健康食品として認められてきました。ビタミンC、マンガン、食物繊維が豊富で、塩分は低く、脂質は実質ゼロです。1カップ(250ml)あたりのカロリーは、わずか80kcalです。しかし、90年代後半にブルーベリーが新聞などで大きく取り上げられたのは、そこに含まれる抗酸化機能が要因でした。

抗酸化物質と健康の関係

抗酸化物質という研究テーマが注目されるようになる糸口となったのは、人口に関する研究で採取されたデータでした。このデータが、野菜や果物を豊富に摂取する食生活により、慢性病や変性疾患の発生率が減少するという事実を示していたのです。こうして、野菜や果物に含まれる抗酸化物質が研究の焦点になりました。抗酸化物質は病気を抑制する機能を持つ可能性があるという研究結果が、次から次に発表されたからです。その後、ORAC(酸素ラジカル吸収能)と呼ばれる抗酸化能力を測る分析検査で、ブルーベリーには最高レベルの抗酸化機能があることが発見されます。ブルーベリーのこの抗酸化力に貢献している主な物質がポリフェノールです。その中でも特に、ブルーベリーの青い色素を出しているアントシアニンに大きな効力があります。(PRIOR, R. L., ET AL. J AGRIC FOOD CHEM 1998, 46:2686-2693; WU, X. ET AL. J AGRIC FOOD CHEM 2004, 52:4026-37.)

脳機能への効果

抗酸化力を表すORAC値でブルーベリーが高い数値を示したため、大勢の研究者がブルーベリーの持つ潜在的な健康促進効果を研究し始めました。ボストンにある米国農務省栄養研究センターで研究を行っている神経科学 者、ジェームス・ジョセフ博士が、調査団と共に、加齢による脳機能の衰えを抑制する機能がブルーベリーにあるかどうかを調べる研究に乗り出しました。その調査によると、高齢のマウスにブルーベリーの栄養素(人間で言えば、1日1カップに相当)を加えた餌を与えたところ、記憶力と運動能力に大きな改善が見られました。ジョセフ博士は、この結果には、ポリフェノールの持つフリーラジカルの抗酸化作用が関係していると考えました。しかし、実験に使われたマウスの脳を解剖分析した限りでは、ブルーベリーの効能を説明するのに十分な抗酸化作用は見つかりませんでした。(Joseph, J. A. et al. J Neu-rosci. 1999, 19:8114-21.)

また、ジョセフ博士が調査チームと共に行った、アルツハイマー病によく似た症状を起こす遺伝子を持つマウスにブルーベリーの栄養素の入った餌を与えるという、同じような実験では、認知能力と運動能力の点において、脳組織内で抗酸化機能が働いただけとは思えないような素晴らしい改善効果が観察されました。また、ブルーベリーの栄養素が補足された餌を与えられたグループのほうが、与えられていないグループよりも、ニューロンからニューロンへの情報伝達に不可欠な化学物質の量が、健康なマウスに近く、ニューロン上のリセプターの情報受信能力も高いという観察結果が出ています。(Joseph, J. A. et al. Nutr Neurosci. 2003, 6:153-62.)

さらに近年、ジョセフ博士は、ブルーベリーに含まれるポリフェノールの抗炎症作用の潜在能力についても研究を進めています。細胞レベルでの慢性的な炎症が、加齢による退行性の疾患の中心的症状だからです。炎症に至る過程は極めて複雑で、症状を改善することも悪化することもできるバイオケミカル・レギュレーターによって制御されています。神経障害を持つマウスにブルーベリー栄養素を補足した餌を与えたところ、身体機能に改善が見られただけでなく、脳内にある、炎症の引金となりうる数種類の物質の濃度が、大幅に減少していました。明らかにブルーベリーに含まれるポリフェノールが、炎症の引金となる物質の生成を抑制しているのです。 (Lau, F.C. et al., J. Neuroscience Res., 2007, 85:1010-17)

パーキンソン病の治療では、これまで、脳障害の進行を抑えるために、ドーパミンを生成するニューロンを移植する方法が用いられてきました。しかし、移植されたニューロンの生存率は極めて低いものでした。これは、酸化ストレスの影響を受けやすいためだと考えられています。マウスを使った最近の実験では、ドーパミンを生成するニューロンを移植する6週間前から、ブルーベリーの抽出液で栄養を強化した餌を与えたところ、与えていないグループと比べ、ニューロンの生存率が2倍になり、運動能力も改善されたことが分かっています。(McGuire, S. O., et al. Nutr. Neuroscience, 2006, 9:251-258.)

いま進行中のブルーベリー研究

ブルーベリーが様々な方法で健康促進に貢献していることを十分に解明するためには、臨床実験を含め、さらなる研究が必要ですが、結論もかなり明らかになってきました。現在進行中の有望な研究例を、いくつかご紹介しましょう。

循環器系への効果

現在に至るまで、虚血性脳卒中の原因は酸化ストレスだとされています。カナダのプリンスエドワードアイランド大学の研究者が行っている実験によると、被験動物に虚血性脳梗塞が発症した後、ブルーベリーの栄養素を補足した餌を6週間与えたところ、そうではないグループに比べ、脳障害が大幅に減少されたことが確認されました。 (Sweeney, M. I. et al. Nutr Neuro-sci2002, 5:427-31.)

さらに最近では、豚を使った実験によって、ブルーベリーには、コレステロールを下げて心臓を保護する作用があるかもしれないことが明らかになりました。(Br J Nutr., Dec. 17, 2007; PMID:18081845.) カナダ農産食品省のウィルヘルム・カルト博士は、ブルーベリーの栄養素を含むサプリメントによって、LDL値とHDL値の両方を含めたコレステロールの合計値が大幅に下がったことを突き止めています。最も高い減少効果を示したのは、餌の2%(人間で言えば、1日1カップに相当)をブルーベリーにして与えたグループです。さらに、心臓に負担のかかる餌を与え られた場合より、野菜や果物を中心とした餌を与えられた場合のほうが、血漿コレステロール値の減少率が高いという結果も出ています。カルト博士によると、こうした食品に含まれる、大豆、大麦、オート麦が、ブルーベリーと相乗的に作用し、プラズマ脂質に効果的に働きかけた可能性があるということです。

メタボリック症候群に対する効果

メタボリック症候群とは、高血圧、高インスリンレベル、腰回りにつく過度の脂肪、コレステロールの異常値など、心臓病や脳卒中、糖尿病を引き起こす危険性を高める症状が、集合的に現れた状態を指します。

近年、ミシガン大学の研究者が、肥満のマウスに低脂肪もしくは高脂肪の餌の2%をブルーベリーにして与えるという実験を行いました。餌が低脂肪か高脂肪かに関係なく、ブルーベリーを与えられたグループには、与えられなかったグループと比べ、腹部脂肪の減少、トリギリセリド値とコレステロール値の低下、グルコース感受性とインスリン感受性の改善が見られました。また、ブルーベリー入りの低脂肪の餌を与えられたグループは、他のグループと比べ、体重、体脂肪率、肝脂肪率の減少が見られたことが観察されています。(Seymour, M. et al. FASEB J. 2009, 23:563.31.)

ボストンの米国農務省栄養研究センターでは、マウスを使って同じような研究が行われました。その結果、高脂肪の餌にブルーベリーを補足することで、インスリン抵抗性や糖代謝異常という肥満による合併症を引き起こす可能性のある、脂肪細胞内の炎症や変化を抑制することができることが分かりました。 (DeFuria, J. et al. J. Nutr., 2009, 139:8.1510-1516.)

尿道への効果

ラトガース大学で行われた研究実験で、ブルーベリーに含まれるプロアントシアニジンと呼ばれるポリフェノール複合体に、尿道に細菌が付着するのを防ぐ機能があるかもしれないことが分かりました。付着を阻止できれば、細菌の増殖や感染もなくなります。ブルーベリーに含まれるプロアントシアニジンはクランベリーのものとよく似ていますが、クランベリーのほうには尿道への細菌の付着を防ぐ作用があることが確認されています。ブルーベリーにも同じような効力があることを確かめるために、さらなる臨床実験が必要とされています。(Schmidt, B.M. et al. J Agric Food Chem. 2004, 52, 6433-42.)

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